オクラ 静岡全域

 

暑い日が続く中、仕事をしていると夕方頃にはシュワシュワしたのど越しの良い飲み物が欲しくなる、そんな季節がやって来ました。

一日二日はいいですよね。でも三日目くらいから胃の調子が悪くなる、そんな季節でもあります。そんな時、ネバネバで胃に粘膜を作ってくれる野菜が活躍します。今日はオクラを紹介したいと思います。

 

 

オクラは大きく分けて2種類あります。角々の切ると星型になるオクラと丸い島オクラ。島オクラには最近、紅色のものや白い品種も出回るようになりました。

オクラのはハイビスカスのような黄色い花です。花オクラといい、食用です。漢字で「秋葵」と書くように、葵科の植物で芙蓉やムクゲ、タチアオイに似た綺麗なお花です。


オクラやモロヘイヤはクレオパトラが愛した野菜としても名高いように、アフリカ原産です。明治初期に入ってきた日本でも沖縄や鹿児島など暑い地域で栽培されていました。現在では温暖化が進んだ影響もあり、静岡でも全域で見られるようになりました。


丸オクラとして知られる島オクラは、最近出回るようになりましたが、まだ緑のものが多いでしょうか。沖縄には紅オクラや白オクラなどがあります。島オクラは角がない分、筋っぽくなりにくく、比較的大きく20cmくらいのものも美味しくいただけます。粘り気も強く、

コレステロールを減らす効果が高いペクチンやガラクタンといった食物繊維の成分が豊富です。他にもビタミンA・B1・B2・C、ミネラル、カルシウム、カリウムなどが含まれ、夏ばて防止や便秘・下痢に効く整腸作用が期待できそうです。

また、納豆や山芋のネバネバと違い、オクラのネバネバは熱に強いのが特徴です。それはたんぱく質によるネバネバではなく、加熱によってたくさん細胞から出てくるペクチンやガラクタンなどの水溶性食物繊維によるものなので、多少の加熱では変化せず、ネバネバがしっかりと残ります。

ぜひビールを飲む前に、オクラを一品食べて、胃にしっかりと膜を作ってから晩酌をお楽しみください。違うと思いますよ。

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