静岡県民にはとても馴染みのある浜名湖は、うなぎの養殖で全国的にも有名ですが、この浜名湖では青海苔が生産されており、これが注目を集めています。 その品質はもちろんのこと、東日本大震災以降は大生産地であった福島県の生産分も補うように需要が増えてきたためでした。 |
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一般に「青海苔」と呼ばれているものには、スジアオノリ、ボウアオノリ、ヒラアオノリ、ウスバアオノリ、アオサ、ヒトエグサの6品種あります。そのうちの一つヒトエグサが浜名湖で養殖され、全国の生産量の10%を占めています。
浜名湖産の青海苔は、他の産地と比べても色が濃くて発色が美しく、香りも青海苔独特の磯の香りがとても強いのが特徴です。
静岡のお寿司屋さんや食堂に行くと、大抵のお店に浜名湖の青海苔を使った味噌汁や酢の物を見かけます。Paricaでも三杯酢や生姜醤油で生を和え衣にしたり、天ぷらの衣に混ぜたり、佃煮にしたり… また、乾燥したものはおでんにもかけられ、静岡おでんを特徴付けています。
青海苔にはミネラルやビタミン、食物繊維が豊富に含まれています。特にカルシウムや鉄の量が目立ちます。毎日食べるものの中に青海苔か海苔を取り入れると、摂取しにくい栄養素を補ってくれる存在になるのではないかと思います。
海苔弁当にしたり、おにぎりに海苔をまいたり…。静岡はわさびも名産地で、わさび海苔という佃煮があります。これをおにぎりの具にしたものをコンビニに並べて欲しいなと思うのですが、そうすれば、中と外で2種類の海苔が楽しめますね。
サプリメントもいいですが、過剰摂取によるトラブルもない身近な海産物の中にサプリメントと同等か同等以上の効能を示すものがあります。その一つが海苔だと思います。ぜひ日々の定番に取り入れてみてくださいませ。